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創業元禄15年、酒造り300年の伝統ある銘酒『澤乃井』。旨い酒には旨い水、『澤乃井』を支える仕込水には奥多摩の自然が育んだ岩清水を使っている。
そんな『澤乃井』を製造する小澤酒造が作ったのが『ままごと屋』だ。 『ままごと屋』の名前は「素人が始めた商売だから、ままごとのように気軽に料理を味わって頂けたら」という心構えから付けられた。『ままごと屋』は小澤酒造の料亭として今から22年前、昭和56年に開業した。周囲には、多摩川を挟んで澤乃井の酒造見学や直営の美術館、食事処が点在し、独立した観光地のようになっている。一日中、青梅・奥多摩の自然をゆっくりと満喫できる、というわけだ。
ぶらり旅に花を添えるのが、懐かしさを感じさせる豆腐料理の数々と心のこもったおもてなし。
『澤乃井』の仕込水を使って作られた、岩清水豆腐は昔ながらの製法で、にがりを打ってつくる。搾った豆乳ににがりを打ち自然に寄らせて(混ざり合って)いくのだ。当たり前のように書いたが、実際はこうした製法で作る豆腐屋は数なくなってきている。昔はどこでも水が良く、手間暇を掛けて作られたからおいしいのは当たり前だった。それを大量生産して安く売る時代になり、私たちは豆腐本来の味を忘れかけている。だから『ままごと屋』の豆腐は口に運ぶと豆腐の甘みが口の中で瞬時にして広がる。素朴で懐かしい味だ。加えて新しい製品も豆腐職人と板前が共同開発している。
もう一つの主役、できたての生湯葉は、ゆば刺しでいただく。こちらはシギシギ、モチモチとした食感に驚く。色も黄色より白に近い色だ。
おからにもこだわりがある。ここでは豆乳分を多く含んだままの贅沢なおからを使う。搾りきっていないおからは色もクリーム色、豆乳の甘みが自然でとてもおいしい。このおからを使ったうの花煎りは名物となっている。
この豆腐・湯葉を中心としたコース料理は花コース3800円・楓コース5000円・茶寮コース6500円・吟味コース8000円から選択できる。うち個室を利用できるのは茶寮・吟味コースのみ。もちろんどのコースにも澤乃井の食前酒が付く。
これから青梅は梅の季節、シーズン時は予約で一杯になるほどの人気のため、早めの予約をおすすめしたい。
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