

みなみ野まっちゃ・みなみ野あんず 各\100
▼クリオロ(チョコレートケーキ) \850
シトロン ¥300 レモン味のケーキ▼
▲ピュイダムール ¥300
リンゴのムースの外側にツートンのスポンジ
フランボワーズミルリトン ¥300 ▲
ラズベリーのムースと中にラズベリーとブルーベリーを合わせたジャム入り |
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橋本駅から二駅、車でも15分ほどの近距離にある八王子みなみ野駅周辺は、次々と新しい街並みが誕生している。そこにTVや雑誌で紹介されている有名なケーキショップを見つけた。めじろ台に本店がある『パティスリーメゾン』だ。
オーナーの田中秀幸さんは18歳のときに自由が丘風月堂で修行、その後も各地で修行を重ね40歳で独立した。パティシエとしての腕は、これまでに各種の賞を受賞し、その経験を買われ1995年にはTVチャンピオンのケーキ職人選手権に出場、見事準優勝した経歴を持つ。2店舗目となるみなみ野店は一昨年の12月にオープン。そこの店長に抜擢されたのが中村太一さん(30歳)だ。
中村さんは山梨県出身。大学受験に見事?失敗し、進路を決めかねていたときのことだ。元々甘い物が好きだったので、それなら作ってみたらもっと面白いのではと、突然思い立って近所のケーキ屋さんに乗り込んだ。「どうしたらケーキ屋になれるんですか?」。突然訪ねてきた珍客に、その店のオーナーは「とりあえず調理師学校に行って色々な料理を見てきなさい」と親切にアドバイスしてくれた。さっそく1年間調理師学校に通いながら、そこのケーキ屋でアルバイトを始め、卒業と同時にそのまま就職させてもらった。5年ほど修行したのち、もっと勉強したいという願いもありお世話になったケーキ屋を退職することにした。
家族が八王子に転居したこともあって、新天地を八王子周辺に決め、片っ端からケーキ屋を食べ歩いた。そこで一番おいしかったのがパティスリーメゾンだった。そして再びアポイントも取らずに飛び込んだ。「勉強させて下さい」。するとオーナーは突然彼を中に通し、色々と説明を始めた。「じゃあ、すぐ来てくれって。それだけであっさり就職が決まってしまいました」。しかもオーナーの凄い経歴を知ったのは入社した後だった。
入社してからは毎日が驚きの連続。マジパン作りもここで覚えた。(マジパンとはアーモンドと砂糖をローラーで挽いて練ったもの。飾り付けの人形など)「自分は太い指なのでこんな小さなものをどうやって作ればいいのか、正直焦りました。それでチャンスがあれば、僕にやらせて下さい、とお願いして必死に覚えました」。そんな努力の甲斐あって、マジパン細工ではお店で一番の腕前に成長した。「うちの社長は経験に関係なく誰にでもチャンスを与えてくれるんです。とても感謝しています」。
まだ経験が浅かった頃のこと。キャラクターの形をしたケーキ作りを志願したものの、最初から手際よくできるものではない。約束の時間に間に合わず、お客様を店先で待たせてしまったことがあった。ところがケーキを取りにお母さんと一緒に来ていた男の子が彼の顔を見て「ありがとう」と笑顔で答えてくれた。「ほんとに、この仕事をしていてよかった、と心から思いました」。
パティスリーメゾンのケーキの特徴は、どれもまとまりのある味に仕上がっていることだ。ケーキによっては何層にも分かれた、手のこんだ作りになっていても、そのケーキのテーマとなる味のバランスが崩れることはない。また季節に合わせてケーキの種類も変えている。夏なら、酸味の効いたさっぱりとしたケーキなどがおすすめ。
最初にケーキ屋へ飛び込んでから早10年。
「社長や社長の奥様、そしてスタッフとお客様に助けられてやっとここまでこれました。でもまだまだ修行の身です」
実はまだ、お世話になった山梨の恩師に、店長になったことを報告していないそうだ。
「店長として自信が持てるようになったら挨拶に行こうと思います」

アニマルゼリー 各¥100
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