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石鍋 ナシゴレン 1,300円

ベトナム風生春巻き 850円
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相模原駅近くの国道16号線沿いに、通り行く人の目を惹くお店がある。落ち着いた佇まいに期待を膨らませながら店内へ入る。照明の抑えられた店内は、重厚かつ柔らかな灯りとなって訪れる人を優しく包み込んでくれる。薦められた席へと案内されて座る。ふと天井を見上げると、暗闇の中ぼんやりと銀色に輝く月が浮かんでおり、それがまた神秘的なのだ。『ぎんの月』という店の名前にふさわしいシンボルだろう。
内装も、下からの間接照明によって天井の月が浮かび上がるように工夫されている。この月はズーラシアのディスプレイを手掛けた人の作品でクレーターまでを精密に再現し、ブラックライトで照らしている。月が大好きだというオーナー茂垣さんのこだわりだ。
店名の頭に『アジアのごはん』とあるように、メニューはアジア色豊かな構成だ。料理はあえてイタリアンを選ばず、本場のタイ料理出身の若いシェフを招いて、エスニック風の料理に力を入れている。あつあつの石鍋で登場するバリ風のチャーハン『ナシゴレン』は、ピリ辛のご飯の上にタンドリーチキンとフライドエッグをのせた人気の一品。オリジナリティを加え、食べやすく仕上げられている。オーダーの際にも料理の内容を具体的に説明してくれるので安心だ。
素材にもこだわり、食材が持つ本来の味を引き出すような料理を心掛けている。食材を引き立たせる塩だけをとっても、産地から数種類の塩を取り寄せる。また、沖縄の食材にも関心を持ち、新鮮な生の海ぶどう、もずく、酒類などが直送で入るようになった。いずれもめったにお目にかかれないものなのでぜひオーダーしたい。
お客へのもてなしも申し分ない。茂垣さん自身はサービスに徹し、リサーチの経験を随所に生かしている。店主手造りのテーブルは食べやすいよう低めになっているし、お客を見下ろさないよう立て膝をしてオーダーを取ってくれる。また料理も内容に合わせて出す順番を考えてくれる。至れり尽くせりのもてなしと安らぎの空間で、ついつい長居をしてしまう…いい店を見つけた。
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