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ふしぎな花倶楽部
押し花教室インストラクター
馬庭 美紀子
まにわ みきこ
北海道苫小牧市出身。相模原市清新在住。
平成5年11月・夫の転勤により相模原市へ。夫と息子二人の四人家族。
平成6年、押し花の美しさに感動しカルチャースクールに通い始める。平成7年9月・レミコ押花学院講師資格取得。平成8年4月・西橋本ライフタウン自治センターにて教室開校。平成10年6月・ふしぎな花倶楽部インストラクター資格取得。同年10月・ダイエー橋本店オレンジワンカルチャーにて教室開校。
平成11年5月・第1回リサイクルめ〜るカード大賞佳作受賞。平成12年3月・第1回神奈川県押花芸術展第2部門 日本ヴォーグ社賞受賞
| 花自体が絵の具であり素材になってくれる。「花が好きという気持ちがあれば出来ますよ」 |

▲すやすやとよく眠るあどけない天使の寝顔…思い出のアルバムをめくると、何ものにも代え難い幸せの日々が鮮やかによみがえる

特に好きな花は薔薇で、大抵どこかに使っている。こういう立体的な花は、花びらを一度ばらして押し機にかける。

花籠や花束などの豪華な絵柄が好きな馬庭さん。受賞作や、上のようなメルヘン調の作品もある。
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先日開かれた、第一回神奈川県押花芸術展・第二部門の課題テーマは「思い出」。橋本で押し花教室のインストラクターとしても活躍中の馬庭さんは、初めて子供が生まれた幸せを題材にした『舞いおりた天使』(左下写真)で日本ヴォーグ社賞を受賞。喜びに、やさしい母の顔から花のような笑みがこぼれる。
「お花屋さんに足を運ぶ回数が増えましたし、道端の花にも以前より目がいくようになりました。今では花に季節の訪れを教えてもらっていますね」
それほどにも馬庭さんの心は、押し花の虜(とりこ)に…?
◆ 押し花との出会い
それまでは専業主婦として家庭を守り、趣味としてリボンフラワーなどを習う位だったが、6年前、展示会で押し花アートに出会う。押し花というと色褪せたものという印象しかなかったが、そこで見た花たちはまるで咲いている時とほとんど変わらず美しい色・形を保っていた。
すぐに教室を探し、習い始める。習ううちに、押し花の魅力をもっとたくさんの人に知って欲しいという気持ちがふくらみ、指導者の資格を取った。まさか人にものを教えるようになるとは、思ってもみなかった。
しかし、最初に教室を開校して早4年。
「開校当初からの生徒さんも『毎回新しい発見があるから…』と、楽しんで通い続けていらっしゃる。生徒さんのそんな一言が、指導者としての喜びになり、また、自信にもつながります」
初めは、花をピンセットでつかむことから始める。誰でも回を重ねるごとに上達するという。専用の押し器で特殊なマットに挟んで2、3日プレスすると、マットが花の水分を吸収して色鮮やかな押し花に仕上がる。
後は好きな絵柄に並べるだけ‥‥これが「私には絵心がないから」と初心者が躊躇する点かも知れない。
だが、教室に通う人は皆花が好き。自分で育てた花を残しておきたいからと、庭中の花を押して持って来た人も。花は、それだけで美しいのだから、そう堅く考えなくていい。
「一人一人個性があるので『こうしましょう』という押しつけは出来ない。自由な発想で、のびのび作ればいいんです」
それが馬庭さんの所属する『ふしぎな花倶楽部』の押し花に対する姿勢。
同じ花でも一輪一輪色も形も違う。額などの作品も同じものは二つと出来ないし、完璧なものもなかなか出来ない。
「ここはこうすれば良かった、ここはこの花の方が良かったと、必ず出来上がった後に1、2カ所不満な点があるんです。次はもっと良い作品を作ろう、と思い続けて、6年経っちゃったんですね(笑)」
◆ 教えること 教えられること
長年続けていると、作品の傾向に片寄りが出てくる。好きなもの得意なものへと、無難にまとめようとするからだ。それが個性とも言えるが、ワンパターンに陥らないように常に心掛けている。
6年の間には、展示会にも足を運び、インストラクターの為のセミナーにも参加。常に自分を磨くことを忘れない。
「どうしてもひとの作品の方が良く見えてしまいます。自分にはないものを他の人は持っているから」
教室に通って来る生徒からも、教えられることがたくさんある。
「経験や年齢に関係なく、皆さんそれぞれ良い所を持っています。時々初心者の方が『えっ! ?』と思うような、大胆で斬新な発想をしたり…でもそれが素敵だったりするんです」
我が子と同年代の人から親の世代まで「三世代に渡ってのおつきあい」と、楽しそうに話す馬庭さん。世代を越えて押し花以外の事でも、色々な意見を交わす。
「専業主婦だった頃は同世代の人とのおつきあいばかりになっていました。教室を始めたことで、いろんな世代の人と出会えて、とても勉強になりますね」
ただ「花が好き」という気持ち一つで始めた押し花が、彼女の世界を拡げていく。その人柄を映すような心なごむ作品たちには、馬庭さんの押し花への情熱が静かに込められている。
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