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このページは… トップページ >>  この街・あの人・どんな顔 >>  平井勝・中村美里
この街・あの人・どんな顔      2004/03/05掲載

平成15年全国中学校柔道大会
66kg級 優勝  平井 勝

ひらい まさる  静岡県出身
相模原市立相原中学校3年
167cm 70kg 得意技:背負投げ
5才から柔道を始める。平成16年3月にはブレーメン国際大会に出場予定。今春、東海大学附属相模高校に進学予定。

平成15年全国中学校柔道大会
44kg級 優勝  中村 美里

なかむら みさと 八王子市出身
相模原市立相原中学校2年
154cm 46kg 得意技:足技
小学3年から柔道を始める。平成15年の全国大会優勝の後、11月にマカオで開かれたアジアジュニア選手権でも優勝。

夢はオリンピック。でも、楽しい仲間がいるからこそ柔道を続けてきた。

相武館吉田道場
館長 吉田 功   師範 吉田 勝
相模原市相原1-21-16
(道場)042-773-3101
(自宅)042-774-0074
(吉田接骨院)042-773-2468

 

 相原にある相武館吉田道場の門下生、平井くんと中村さんが、昨年の全国中学校柔道大会で優勝を果たした。選手としては違うタイプの二人だが、強さの源は共通したある「思い」かも知れない。


 「バターン!」と畳に叩きつけられる音が、道場の外にまで響いて来る。中学生の門下生が、二人一組で技の稽古をしている。腕組みをして厳しい表情で見つめる師範は、館長・吉田功さんの息子の吉田勝さん。小中学生約40人が通う相武館だが、遠方であるなどの理由から道場で寄宿生活を送っている生徒もいる。平井くんと中村さんの2人も、その寄宿生だ。

寄宿生活
 平井くんが柔道を始めたのは5才の時。先に習っていた2才年上の姉について道場に通うようになった。姉の希さんも相武館の寄宿生で、東海大相模高校に通っている。
 中村さんは小学3年生のとき、友だちが習い始めたのがきっかけだった。自宅は八王子だが、女の子が稽古帰りに夜遅くなるのは心配なので、寄宿生となった。
 現在、男子4名・女子5名が共同生活を送る。朝は6時半からトレーニングが始まり、朝食のあと学校へ。吉田館長の奥さんの作ってくれた弁当を持っていく。相原中に通う門下生は、同校の柔道部員でもあり、放課後ももちろん稽古が待っている。消灯時間は決められていないが、朝稽古があるので、11時過ぎにはみんな自主的に床に就くという。

選手としての性格
 投げ技を得意とする平井くんは、師範の吉田さんも「素晴らしい柔道のセンス」と絶賛する、天賦の才を持った将来有望な選手。本人も、オリンピックの金メダルを目指し稽古に励む。試合でも臆することなく、自分の柔道に自信をもって挑んでいるようだ。「もしお姉さんと真剣に試合をしたら?」とちょっと意地悪(?)な質問をしたが、「勝ちます」と不敵な笑みを返してくれた。
 中村さんは、それまでは目立つ成績は残していなかった。だが「負けん気が強い」(吉田さん・談)というその性格から、地道な努力を重ね昨年頃から急激に力をつけてきた。昨年、全国大会の前に行われた関東大会での優勝という快挙に、先生たちは大喜び。だが当の本人は至って冷静。そのとき既に、彼女の目は「全国」に向けられていたのだ小柄なことがハンデにもなる彼女だが、得意の足技を活かし相手の技を巧みに捌く。
 それぞれ正反対の道をたどってきたような二人が、共に優勝という結果を残した。才能と努力。そのどちらも大切だということの、証明なのかも知れない。

柔道の魅力は…
 だが、2人とも遊びたい盛りの中学生のはず。
 「つらいことは? それほどまでに打ち込める柔道の魅力って?」とたずねたが、平井くんも中村さんも返答に困ったように照れ笑いをする。「友だちがいるから…」と、中村さんがぽつりと言った。平井くんも「技が決まった瞬間が気持ちいい」と言う。
 「荒れる中学生」などと言われることがある現代だが、平井くん、中村さんをはじめ、相武館で汗を流す子どもたちにそんな影は見えない。柔道をやっていることが特別なのではない。「好きなこと」、楽しい「仲間」がいれば、彼らは生き生きと、まっすぐに伸びていくのだ。

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