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相模原スピードスケートクラブ監督
今井 三郎
いまい さぶろう
昭和13年6月11日生 66歳
相模原市東大沼在住
長野県生まれ。小学校4年生よりスピードスケートを始める。2001年まで東京急行電鉄株式会社に勤務。同スケート部の監督、選手を兼務し、全日本、国体等の試合に43歳まで出場。同時に1979年から相模原スピードスケートクラブ(相模原スケート協会所属)の監督として現在に至る。
■主な監督歴
神奈川県の国体監督16回、全日本都道府県大会選手兼監督として20回、全国中学校神奈川県中体連コーチ依頼16回、2001年〜現在迄 神奈川大学スピードスケート部監督、1981年〜現在迄 日本スケート連盟ショートトラック強化コーチ(2003年より常任強化コーチ)、2000〜2003年 世界ジュニアショートトラックスピードスケート選手権大会日本チーム監督、2004年 アジアショートトラックスピードスケート選手権大会日本チーム監督ほか
■選手発掘について
市スケート協会主催の日曜日の早朝スケート教室(銀河アリーナ)、木曜日のジュニアスピード教室(銀河アリーナ)、公民館のスケート教室等で新人発掘を幼児より行っている。
■監督の取り組み
試合出場だけを目的とせず自己の心、技、体を磨くことも大切にした指導を実践。部員には、常に目標を持てるよう進級テストを行い、努力することを自然に学ばせている。
※問い合わせ先 /今井 042-745-5790。
| 練習時間が少ないからこそ、内容の濃いものにしなければいけない。それが強さの秘密。 |
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今季、スケートのショートトラックで〈相模原スピードスケートクラブ〉の選手が、世界ジュニア選手権に出場し活躍している。これまでも世界レベルの選手を育ててきた今井監督に、強さの秘密を聞いた。
1月7日〜9日、セルビア&モンテネグロ・ベオグラードで世界ジュニアショートトラック選手権が開催された。相模原SSCからは、坂下泰子・坂下里士の姉弟が出場し、男子2千mリレーでは4位と善戦。二人ともジュニアとはいえ、全日本ジュニアの強化指定選手に選ばれるほどの実力を持つ。姉は現在高校2年生、弟はまだ中学3年生。今後の活躍が楽しみだ。
相模原スピードスケートクラブは、昭和54年(1979年)に発足。相模原スケート協会の所属で淵野辺公園の銀河アリーナが本拠地。メンバーは主にジュニアが中心で、現在40名が練習する国内最大級のチームでもある。同クラブからは、リレハンメル五輪代表の今井英人選手(今井監督の長男)ら世界レベルの選手を11人送り出している。
◆ 厳しい環境のなかで
練習は多くて月に8回〜9回、1日わずか1時間だけ。他のクラブが週に3日〜6日、1時間半から2時間の練習量であることを比較すると、練習環境はかなり厳しいといえる。
練習ではクラス別に別れると、監督の指導のもと一斉に滑り、タイムを計る。監督の厳しい檄が飛び、それを見守る親たちからも檄が飛ぶ。転んだら容赦なくクラスを下げられる。少しでも気を抜けば転倒し、それが怪我に繋がることもある。カメラを意識するあまり転倒する子もいる。それではいざ本番、となった時に戦えない。檄を飛ばし厳しく対応するのにもきちんとした理由がある。わずか1時間の中でメンタルな部分や技術を教え込む監督の手腕も素晴らしいが、親たちも一体となって子どもたちをサポートする体制が確立されている。
「本当は練習が終わる頃には、ゆっくり滑らせて体に疲れが溜まらないようにしてあげないと。でもそんなことをやっている時間がない。よくよそのクラブから、『相模原は強いから、朝から晩まで滑ってるんでしょう?』なんて聞かれるので、練習スケジュールを見せてあげるんです」
シーズン中もオフの間も、監督が考えたハードな練習メニューをこなす。時折、監督のもとを巣立った選手たちが相模原で練習に参加すると、相模原はこんなにきつかったのか、と口を揃える。下は幼稚園児から上は社会人までほぼ同じ練習内容。幼稚園児が全日本強化選手と同じ練習メニューをこなしている。「時間がないからこそ、内容の濃いものにしなければいけないんだ」と語る監督の目は厳しい。でもそれは親が我が子に送る眼差しと一緒だ。そんな厳しい“父親”に子どもたちは自然と付いてきている。これが相模原SSCの強さの秘密かもしれない。
現在はシーズン中ということもあり、国内外の大会へ、監督・コーチとして飛び回る毎日。2月の国体では、息子が北海道代表を引き連れてやってくる。「国体では親子対決だよ。でもうちは負けないよ」と嬉しそうに語る。どちらに軍配が上がろうとも、その教えは親から子へ、監督から選手たちへ引き継がれていく。

写真左より坂下泰子選手、今井監督、坂下里士選手。 |
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