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この街・あの人・どんな顔       2005/05/05掲載

相模原麻溝公園 ふれあい動物広場
  山崎 友美

やまざき ともみ  1980.5.7生
●プロフィール
東京都日野市生まれ。
麻布大学附属渕野辺高校卒。同校・馬術部にて乗馬技術や馬の世話を学ぶ。その後、乗馬クラブや牧場で馬の調教を学び、平成13年より財団法人ハーモニィセンターに勤務。平成16年より市立相模原麻溝公園ふれあい動物広場に配属。

言葉が通じないからこそ、心で触れ合う。馬は賢いから、本気でないと通じません。

市立相模原麻溝公園
ふれあい動物広場

【住所】相模原市麻溝台2317-1
【電話】042-778-3900
【開園時間】
5月〜8月 9:30〜17:00
9月〜4月 9:30〜16:00
【休園日】 月曜日(祝祭日の場合は開園) 年末年始(12月29日〜1月3日)
【入園料】無料(ただし、ポニー乗馬は1回100円)
【交通】
◆小田急線相模大野駅から女子美術大学行きバス、「総合体育館前」下車徒歩2分
◆JR相模原駅から相武台前駅行きバス、「総合体育館前」下車徒歩2分

 

 相模原麻溝公園・ふれあい動物広場で、ポニーの手綱を引く山崎さん。動物好きの彼女は高校の馬術部で馬の魅力を知り、その後、馬ひとすじの生活を送ってきた。現在はポニーの乗馬を通し、馬と触れ合う楽しさを子どもたちに伝えている。


 山崎さんは渕野辺高校馬術部時代、朝6時からの部活動(馬小屋の清掃など)に休むことなく駆けつけていた。世話を終え、授業開始まで馬に乗り、放課後、また馬の世話をするという高校生活だった。
 「かわいがっていた馬がいたのですが、人を蹴り、危険馬とされ、学校から出されてしまったんです。悲しかったけど、どうすることもできなくて…」。乗馬用の多くが元競走馬だ。競走馬はただ早く走るためだけに調教され、引退後は繁殖用、または調教され乗馬用 となれば生きられるが、食肉用になることが多い。
 山崎さんは、この悲しい現実を知り、引退後の競走馬の役に立てる仕事をしたいと考えた。そして卒業後、馬の調教を研修するために茨城県の牧場へ住込んだ。ところが、研修半ばで落馬、膝を負傷して帰郷。1年間のリハビリ生活を送った。それでもなお、馬に関連した仕事をしたくて、全国の公園や遊園地が紹介されている本を買い、片っ端から電話で求人の有無を聞いた。その中に現在の就職先「ハーモニィセンター」があった。やっと馬と触れ合う仕事に就くことができた山崎さんは、現在、馬の世話や調教も行っている。
 「毎朝、世話をしながら馬のチェックをします。体調や機嫌の悪い馬は、馬場に出しません。お子さんたちに、安全で楽しい乗馬体験をしてほしいですから」
 ポニーの手綱を引きながら、馬上の子どもに笑顔で言葉をかける山崎さんや同センターの職員たち。だがその一方では、馬がおとなしくコースを回るように、舌を鳴らして合図をしたり、小声で注意を促すなど常に安全確保に気を配る。これも、日頃から馬と心を通わせているからこそできる手綱さばきなのだろう。
 年に3クール行われる「ポニー教室」でも小学生に馬の世話などを指導している山崎さん。「世話は根気が要りますが、心が通じた時はとても感動的。あの優しい眼差しに癒されて頑張れるのかもしれません」。

 

春、夏、冬の3回、相模原市が募集する「ポニー教室」。10日間の日程で、馬場の練習や運動会、エサ作り、掃除、親子体験乗馬などを行っている。動物に触れ合うだけでなく、学年や学校の違う仲間作りもできる。※募集要項は、その都度広報さがみはらに掲載される。
  馬上の子どもに、絶えず語りかけながら手綱を引く。子どもの緊張感を取り除き、楽しい思い出になるように心がける。それと同時に、音に敏感な馬が急に暴れたりしないように細心の注意を払う。
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