|
この春、青山学院大学の厚木と世田谷の両キャンパスが相模原市に全面移転した。ここへは理工学部の全学年と文系の1〜2年生が通う。
「東京ドーム12個分」という広大な敷地に、明るく柔らかい色合いのレンガで統一された建物が並ぶ。正門を入り、元々あった木々をそのまま残した並木道を進むと、正面に図書館やメディアセンター、大学オフィスなどがある地上9階建てのB棟が見える。その右側に、青々とした芝生に囲まれたチャペル。少し小高い丘の上に建っているのは、建築の際に出る残土を利用したためだそうだ。他にも、採光や熱効率を考えた設計など、省資源・省エネルギーについてたくさんの配慮がなされている。
騒音で近隣に迷惑がかからないように、学園祭などの催事の際にはチャペルと、教室やラウンジが入った建物とに囲まれた「スクエア」にメインステージが設置される。11月にはチャペル前のヒマラヤ杉にイルミネーションが施され、「点火祭」が開かれる予定だ。
相模原キャンパスでの初の学園祭の開催がついに明日・明後日(10月11・12日)と迫った。学生による模擬店やステージでの演奏などのほか、11日には理工学部の研究室が日頃の研究成果を発表する「りこうがくぶ公開」も行われる。
学園祭は、学生の有志81名による実行委員会が企画・運営する。半数以上が1年生で、学業の合間や夏休み、放課後の時間に準備を進めてきた。新キャンパスでの初の学園祭に向けての、学生達の意気込みが感じられる。
また、学生達は地域との交流・共生を目指し、淵野辺駅からの通学路を清掃して歩く「クリーンウォーク」を実施。比較的講義の少ない水曜日の午後などを利用し、有志参加で不定期に行っている。参加した学生は「通行中の市民の方から『ご苦労さま』と声をかけてもらいました」と少し照れながら、やりがいを感じていると話していた。
学生達の活気で地域に新しい風が吹き、相模原の新たな「顔」となるだろう。

|